b型肝炎の具体的な自覚症状と感染を防ぐための注意点

ウイルス性の肝炎であるb型肝炎は初期のうちは目立った自覚症状が無いので、自分が保菌者であることに気づかないことも珍しくありません。また、知らないうちに他人に移してしまう可能性もあることから、自身の体調には常に気を配ることが重要になります。

b型肝炎の自覚症状を詳しく学び、適切な健康管理と感染予防に努めましょう。

b型肝炎に感染した際の症状について

b型肝炎はウイルスが体内に侵入することで感染する病気です。b型肝炎は急性と慢性の二種類に分かれますが、いずれの肝炎も感染した当初は目立った自覚症状はありません。体のだるさや食欲不振など、夏バテなどの体調不良に似た症状が出る程度なので自分がb型肝炎に感染したことに気が付くのは困難です。

症状が進むと悪寒や吐き気などの不具合が生じますが、肝臓疾患の多くは他の病気と症状が似ているので判別が難しい問題があります。特にb型肝炎は大きな体調不良が無いまま症状が進むことから、表面上は問題が無いように見えても実際は肝臓の機能が著しく損なわれているケースが多数を占めます。

b型肝炎と分かるほどの自覚症状が出る頃には肝臓の殆どがウイルスに侵されているので治療は困難です。b型肝炎は他の肝炎と同様、症状が進むと黄疸が症状として出てきます。肌が黄色に変色する黄疸になった頃には肝臓の機能は殆ど停止しているので、摘出を含めた大掛かりな治療が必要です。

また、b型肝炎は一度感染すると体内にウイルスが残留するので完治には至りません。大きな症状が治まっても再発する危険があるので、発症を抑えるための投薬治療を生涯にわたって続けることになります。

b型肝炎に感染する経路の詳細

b型肝炎はウイルス性の病気ですが、感染力は低い部類に入るので空気感染の危険はありません。ウイルスが体内に侵入するには薬剤のように直接注入するか、保菌者の体液が傷口や粘膜に付着する必要があります。保菌者の体液にはb型肝炎のウイルスが混在しているので、過剰な接触によって体液が体内に入り込んで感染することがあります。

特に医療従事者は保菌者と接する機会が多いことから、指先に微小な傷があっても感染するリスクが多大です。体液の中でも血液はウイルスの数が多いことから、注射針やメスなどで誤って体を傷つけることによって感染することもあります。

また、ウイルスに汚染された薬剤の使用で感染するケースもありましたが、現在は厳しい検査が行われているので投薬による感染の危険は殆どありません。日常生活の中では保菌者との性交など、体液に触れる行為を頻繁に行うことで感染することがあります。

口や性器などの粘膜にウイルスが付着して体内に侵入するのが主な感染経路です。b型肝炎の感染はゴム製の避妊具を使うことで防ぐことが出来ますが、性器を口に含むなど体液を粘膜に付着させる行為は避けることが大切です。

また、カミソリや歯ブラシなどの使い回しも感染理由の一つなので、保菌者との共用は行ってはいけません。

自覚症状を正しく認識する必要性

b型肝炎は症状が進むまでは目立った自覚症状が無いので自分が感染したことに気が付くのは困難です。

そのため、自覚が無いまま他人と接して感染させてしまう可能性があります。特に同居している家族は感染リスクが高いことから、b型肝炎の自覚症状を正しく認識して自身の体調を確認することが重要になります。

b型肝炎の症状の多くは他の病気に似ているので素人による判断はほぼ不可能です。定期的に人間ドックなどの検査を受けて自身の体調を把握するのが感染の有無を確認する最良の方法になります。人間ドックは多くの医療機関で実施していますが、検査プランによってはb型肝炎のウイルス検査を行わないものもあるので必ず検査を希望するように心がけます。

b型肝炎に感染したことを認識するのは他人への感染を防ぐ他に自身の健康状態を良好に保つ意味も含まれます。b型肝炎を患うと急激に体力が低下するので様々な疾患に見舞われるリスクが増大します。病気にかかると回復が非常に難しくなることから、b型肝炎の保菌者に適した健康管理に努めて発症を防ぐことを心がけます。

個人の体質によってはb型肝炎の症状が進んでも目立った自覚症状が出ないこともあるので特に注意が必要です。

b型肝炎ウイルスを効果的に除去する方法

ウイルス性の感染症は消毒を徹底するのが感染被害を防ぐための条件です。b型肝炎も他の感染症と同様に適切な消毒を行うのが感染予防に繋がります。b型肝炎のウイルスは薬剤への耐性が強い性質があるので、一般的な消毒薬による除菌効果は低くなります。

殺菌性が高い専用の薬剤を使うことでb型肝炎のウイルスも効果的に除去出来ますが、薬剤は高額なのでコストが嵩むのが欠点です。薬剤以外ではウイルスに汚染された物品をお湯に入れて煮沸させる方法があります。沸騰したお湯に約10分程度入れておくことでウイルスを死滅させることが出来ますが、機械類など一部の物品には不向きなので状況に応じて消毒の方法を使い分けることを心がけます。

家庭での消毒については、一般的な生活を営む中での感染の危険は低いことから医療機関のような徹底した作業は不要です。保菌者と同居している場合でも食器の共用や同じ浴槽を使う入浴などの行為では感染はしないので過度な消毒は必要ありません。

しかし、肌に傷がある場合は少量の唾液や汗でもウイルスが体内に入り込んで感染する危険があるので消毒の方法に気を配ることが大切です。市販の薬剤ではb型肝炎のウイルスを完全に除去するのは困難なので、物品を熱湯に入れる煮沸消毒が効果的な方法になります。

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自覚症状が無い保菌者に求められる姿勢

b型肝炎の保菌者は自覚症状が無いので自身が重大な病気を患っている認識が乏しい傾向があります。b型肝炎に感染しても初期のうちは大きな体調不良が起きにくいことも油断しやすい理由の一つです。しかし、b型肝炎に感染すると次第に肝臓の機能が損なわれるので少しずつ体調が悪くなります。

発熱や痛みなどの目立った症状が出ないまま健康が損なわれるので、他の病気に感染すると急激に症状が進んでしまうこともあります。自覚症状が無くても自分が難病を患っていることを正しく認識すると共に、体調を良好に保つことを心がけるのが健やかに暮らすための必須条件です。